アナログの効用、デジタルの効果
あるブログを見ていたら、ITとアナログのことが書かれていた。
以前から交流のある人も書いていた。ちょうど1年前にアナログの効用について、知人に送ったメールをパソコンから見つけた。今では、違うと思う部分、同じ意見の部分といろいろあるが、その送信メールが面白かったので、ここに書いておきます。
我ながらいいこと言ってるな~、というのと現実と違っている部分があり、いろいろと気がつかせてもらいました。
でも、社会の役に立つ、ではなく社会のお荷物になるかも、というのは鋭いな、と今でも思います。
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私の社長としての考えが「工事を安く仕上げる」ということより「高い粗利の仕事をとる」という方向に向いているのが一番大きいです。確かに当社の直営作業の部分もありますが、外注部分も半分ぐらいあります。施工方法を工夫するより、他社の優れた人の情報を持つ、というほうがいいと判断しています。まあ、わかりやすく言うと「優れた人」というのは「コストパフォーマンスの高い人」もっとわかりやすく言うと、安くやってくれる人、のことですね。しかし、そういう人と定常的に情報交換する関係をつくるということは、大変難しく、かつ重要です。
次に、日報の目的を「翌日の作業に活かす」ということにしているために、デジタルでは遅いのです。
さて、ではどうやっているのかというと
現場では、日報を書いたら本社にFAXします。(添付ファイル)
自社施工のチェックポイントは「施工数量」です。ここを職長に記入させるのがポイントです。彼らも目標が決まっているのに、外れた数字は書きにくいので頑張るようです。当然、隠れて調整しているようですが、いずれ最終的にはばれるのでつじつまを合わせるのに(実施予算を達成するのに)大変なようですが、確実に成果が上がっています。数字が成果であり、頑張ることは目的ではないからです。
外注のポイントは、何といっても安全です。外注さんはコスト意識がはっきりしていますから(そういう外注先を探している)きわどいことをやりがちです。資格の欄で「クレーン作業があるのに玉掛けが書いていない」などというチェックを書いて、すぐに送り返します。もちろん、自社施工なども「思ったより進みませんね」など書いてすぐにFAXを送り返します。FAXだと、職長にすぐにわたりますし、私の字なので活字印刷より数倍の効果があるそうです(笑)
たぶん、デジタル管理系は「最終予算より割り出して、本日しなくてはいけないことを計算する。それを一日ごとに収益管理する」ということだと思います。当社の場合は、外注費、材料費、その他に関してはあまり変動はありません。大きく違っているのは、自社の労務費です。そこで、まずは労務費にターゲットを絞りこういう管理をしています。
私としては、当社が「施工でいちばん」になるのではなく「施工で一番の会社と取引できる環境を構築する」ということに努めています。心がけていることは
・現場では下請けの作業長に直接話しかける
・下請け会社の社長には、定期訪問、はがきのお礼、電話での連絡などアナログ爆弾を落とす
・見積もりを書いてもらい5回不採用になったら、常務か部長が訪問して謝り、次も見積もりをしてほしいとお願いする
などなど。
外注費を下げる一番のポイントは「真剣な相見積もりをとれるかどうか」です。数量や工法を見ながら、価格をチェックしてもなかなか下がりません。下げてもらったとしても外注先からは「たたかれた」と映ります。ところが、相見積もりがあると「その低い金額でもいいからやらせてくれ」となり、低い金額でも感謝されます。相見積もりがない高い金額と、相見積もりの結果の安い金額では、安い金額のほうがレベルの高い人を配置してくれて感謝も大きいような気がします。
問題は、相見積もりを出して敗れたほうのフォローです。これがないと、次に出してくれなくなりますから。だから、私が手間をかけているのです。
では、仕事をもらうときはどうするのか。
「いかに相見積もりを取られないか」
をポイントにしています。ずるいと思うかもしれませんが(笑)経営者としては当たり前だと思います。相見積もりを取られないように(私はこれを『浮気されないために』と呼んでいます)いろいろと尽くすのです。もちろん、これは民間の話です。公共工事は通じないのであきらめるしかないと踏んでいます。
公共で戦うには、逆に民間の相見積もりがない工事を受注しなくてはならないかと思います。たぶん、宮脇さんたちは「公共工事のみで生き残っていくために」システムを開発しているのだと思います。私はどっちかというと、公共工事をしないで生き残るために、を考えていますからそこの違いもあるかと思います。もちろん、一定の利益が乗った公共工事が一番いいです。でも、文句を言っても始まらないし、何も変わらないし、何より自分の時間の無駄遣いです。限られた一生を「公共工事の悪口」「政治家の悪口、役人への文句」に費やしたくありません。年をとるとともに、ますますその感が強いですね。少し前までは「おれが世直しするんだ」みたいなあほな考えを持って、役所と協議しましたが、私の残された年月とその難易度を考え一切やめました。今は、なんでも役人の言いなりです(笑)
つらつらと書きましたが、意図した内容とは外れてしまいました。
すいません。
いずれ、金がないと会社も社員の生活も回りません。私も一日も早く、年収で一億ぐらい取り、会社でも数億の納税をして
「会社や人生は金じゃないよ」
と言ってみたいです。今の私が「人生は金じゃない」と言っても負け惜しみにしか聞こえません。ですから、社員にも同じことを言っています。「まずは金を稼げる仕組みを作り、その後に社会に役に立とう。今の段階では、当社は社会の役に立つどころかお荷物になる可能性がある」ということです。
まあ、私のような会社はたくさんあると思いますから、だれがどんな速度で脱皮するかですね。もちろん、脱皮した結果が倒産という事態もあり得るわけですが。
たがいに頑張りましょう。駄文で失礼しました。
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コメント
すいません、早速熟読させていただきました。
やっぱり、O社長さんだったんですね。
あの記事の内容は・・・。
最近、ホントに刺激を受けています。
社長さんを取り巻く環境、切磋琢磨している友人、活動内容、成長の記録・・・。
本当に刺激を受けます。
4月になったら、ベンチマーキング(←真似です)させてください。
日報も見させてください。
当社でも現場ごとに日報の雛形が変わります。
書きやすく、わかりやすく、どんどん改善していきます。
日報は終礼の前に全現場の担当者が記入し、責任者が確認して、提出します。
社員はひとりも月給が居ないので、仕事の時間、内容等にまちがいがあれば、給料に関わるので、本気です。
その日報をその日の夜にはすべてチェックします。字が汚かったり、思いがなかったり・・・。そんな時は即、書き直しです。
そして、なんと言っても日報を最終チャックする(翌日の朝)のが、うちの社長の唯一の仕事なのです。
もっともっと、情報交換をして、刺激しあって、成長し続けましょう。
※あっ、今の舗装の現場は優良表彰を狙いにいきます。来年、また会場で・・・。
投稿: TAKA | 2009年3月14日 (土) 16時44分